10秒で読んだ気になれる「100円のコーラを1000円で売る方法」永井 孝尚
少し前に話題になったマーケティングをわかりやすく説明したストーリー形式の本ですね。好評につき、漫画版も出版されてます。
今さら読みました汗
今回もこちらの本を一行にまとめさせていただくと、
「顧客の言いなりはダメ、ゼッタイ」
顧客の求めるモノを常に追い続けトップセールスまで登りつめたセールスレディが、100点の提案をしたにも関わらず、「価格は高いけど、ウチのニーズに合っていたという」理由で競合に負け、顧客の求める本当のニーズは何なのかという所に対してマーケティングの観点から考えていく内容となっています。
「チャネル戦略」「イノベーター理論」など、マーケティングの基礎について物語の中で語られているので、マーケティングの考え方に触れる入門書としては、ぴったりな内容となっております。
日本が誇る「顧客至上主義」。
メリットもありますが、そこには「高品質・多機能しかし低収益」といった問題があります。
まるで日本の家電に代表されるように、「こんなに機能って必要??」みたいな顧客のニーズを考えているようで、実は顧客のニーズに刺さっていないみたいなことが日本中で起きていると思います。
顧客のニーズに対して、「はい、わかりました」ではなく「どうしてそう思うのですか」と聞いてみる「そのニーズは本当に顧客の課題を解決するのだろうか」など一度立ち止まって考えることが必要だと感じます。
顧客からのニーズとして代表的なのが、「値引き」や「価格交渉」。
市場のシェアを握っているのは、大手企業。いわば価格決定権を持っているので、そこに対して中小企業が値引きで戦っても自らの首を締めるだけの自殺行為。
カネで解決出来ないなら、頭使って顧客の課題を解決するような提案をしてくださいね。
ここだけです。
とてもシンプル何ですが、なかなか出来ないんですけどね。。